紋別港にたたずむロボットのような建築物、その正体は冷たい海の中を覗くことができる海中展望塔。ガラス窓からはオホーツク海に暮らすリアルな生き物の姿を見ることができるかも。館内にはクリオネをはじめとした氷海の生き物を展示した水族館もあります。
紋別港からオホーツクタワーへ
オホーツクタワーがあるのは紋別(もんべつ)港。北海道の右上、オホーツク海に面した港です。紋別港は流氷クルーズ船「ガリンコ号II」の乗船場やアザラシを多数飼育している「とっかりセンター」など見所が多いエリアなので、いろいろまとめて行くのがおすすめです。
紋別港のはじっこにそびえており、ガリンコ号II乗船場からはけっこう離れています。無料のシャトルバスが出ているので、こちらを利用した方が歩くより確実に早く行けます。
オホーツクタワーへの道は、思わず写真に撮りたくなるような雰囲気のクリオネプロムナード。時間に余裕がある方は、歩いてみるのも楽しいかと思います。
海にそびえるメカタワー
冷たい海に一本足で立つオホーツクタワーに到着。まるでロボットのような外観は、ガリンコ号とともにメカ好きに刺さりそうなデザイン。
海底フロアへはエレベーターでも行けますが、階段でも降りていくことができます。段数は127段なので、下りでしたらヨユウです。途中には、「ここから下は海底」とう、境目の表示もあります。
氷の海の水族館
水深8.15mの海底世界に作られていたのは、まるでアトラクションのようなファンタジックな空間。いくつもの水槽が並ぶ水族館となっています。
ここで会うことができるのは冷たい海で暮らす生き物たち。するどいキバだけどつぶらな瞳のオオカミウオなど、北国らしいサカナが展示されています。
オホーツク海を覗く海底窓
海底フロアには、海の中を覗くことができる海底窓あります。この窓からは、季節や時間帯によって様々な生き物を観察できるそう。
シュノーケルが好きな私にとって海の中の世界は「自分で潜って行く場所」。グラスボートや海中展望塔はそこまで魅力に写りません。しかし、氷の海となれば話は別!ドライスーツでも無い限りは、気軽に海中へ行くことはできません。そんな海の中を見せてくれるオホーツクタワーはとっても貴重な体験ができるスポットです。
さあ、何が見えるだろう!?
・・・・タイミングが悪かったせいか、泳いでいる生き物は見つからず、観察できたのは窓に張り付く小さなエビくらいでした。
なお、これまではトドやアザラシが見えたこともあるそうです!こればっかりは運ですね。
こちらは、あえて掃除してない窓。通常は月に1~2回ほどダイバーが潜って掃除しているそうですが、なんと4年以上もそのままだそう。貝やイソギンチャクがべっとりと貼り付いています。
流氷洞窟のクリオネ
館内を進んでいくと流氷洞窟というエリアが見えてきます。
そこに暮らしているのは流氷の天使ことクリオネ。イルミネーションされた柱型の水槽には、ふわふわと泳ぐクリオネたちの姿が。
かわいらしい見た目のクリオネですが、実は肉食。エサを補食する際には頭部が変形し、バッカルコーンと呼ばれる6本の触手が飛び出します。
洞窟内には、そんなバッカルコーンのモニュメントが・・・!このサイズになるとモンスター感がはんぱないです。頭を突っ込めば、クリオネに補食された状態で記念撮影ができます。
氷の海を見渡す展望フロア
さて、タワーという名の通り、オホーツクタワーには展望フロアがあります。そこから見えるのは氷が広がるオホーツク海。オオワシやオジロワシなど大きな鳥たちがばっちり見えます。
流氷クルーズを終えたガリンコ号IIが帰港する姿も見えます。私の乗船時間が近づいてきたので、そろそろ港へ戻ろう!
無料のシャトルバスで乗船場まで送ってもらいました。
今回はバスツアーのフリータイム中の訪問だったので、滞在時間は実質30分ほど。ちょっと急ぎ足となってしまいました。もう少し時間があったら海底窓をもっとじっくり監察したり、4Dシアターを見たりしたかったです。
このあとはいよいよガリンコ号IIに乗船します!
アクセスと営業情報
紋別港へのアクセスは、オホーツク紋別空港からバスで約10分ほど。そこから最初に書いた通り、徒歩orシャトルバスで向かいます。
私は今回は札幌発のバスツアー『流氷砕氷船 ガリンコ号II 乗船&層雲峡氷瀑まつりライトアップ日帰りツアー』にて立ち寄りました。
※バスツアーについてはコチラにまとめました。
料金:800円
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