武雄温泉のすぐ近くにある話題の科学館・ゆめぎんが。オトナでも楽しめるアトラクションのような体験型コンテンツで人気を集めています。有明海の干潟水槽などが並ぶ「ゆめぎんがアクアリウム」も見ごたえ充分です。
体験型の科学館
1999年に佐賀県武雄市にオープンした佐賀県立宇宙科学館は「ゆめぎんが」の愛称で親しまれている、科学館・自然博物館。シルバーに輝く姿は、SFっぽさ全開!秘密基地みたいでわくわくします。
常設展示は、「地球発見ゾーン」「宇宙発見ゾーン」「佐賀発見ゾーン」の3つのエリアに分かれています。さらに別料金でプラネタリウムもあり、様々なプログラムも上映しています。こちらは上映時間が決まっているので、HPで確認してから訪問するとスムーズに鑑賞できます。
常設展示の他にも、企画展やサイエンス教室、ワークショップなどのイベントも開催されており人気の施設。連休明けの平日訪問だったため見学している人は少なめでしたが、科学教室が開かれており子供がたくさん訪れていました。
地球発見ゾーン
ゆめぎんが最大の特徴は、充実した体験型コンテンツ。「地球発見ゾーン」には、一人乗りのリニアモーターカーや巨大シャボン玉、竜巻発生装置など、楽しく科学が学べる仕掛けが盛りだくさん。
中でも、よく話題になるのが「スペースサイクリング」。ロープの上を自転車で渡るというとってもスリリングなメニューです。写真では少しわかりづらいのですが、高さが異なる2つのコースが用意されています。4.5mの方はかなりの高さでとっても怖いですが、意外にも揺れはほとんどないそう。
宇宙発見ゾーン
「宇宙発見ゾーン」は天体や星座、ロケットやスペースシャトルなど宇宙にまつわる展示が盛りだくさん。読み物も多く、大人でも勉強になる内容です。
ムーンウォークや宇宙遊泳が体験できるコンテンツ、スペースシャトル打ち上げシミュレーターなど、こちらにも体感型メニューがたっぷりあります。これだけ揃っていると、ちょっとした遊園地気分で楽しめそうです。
佐賀発見ゾーン
スケールの大きな展示だけでなく、地域に関する展示も扱っています。佐賀の雑木林を再現したジオラマでは、木々に隠れるように様々な鳥の剥製が展示されています。解説パネルのスイッチを押すと、それぞれの鳴き声を視聴可能。「あ、この声聴いたことある!」っといった感じで、鳴き声の正体に出会うことができます。
恐竜やアンモナイトなどの古生物の化石も揃う。唐津炭田より発掘されたペンギンモドキ(オオウミガラス)の化石など、ご当地感のある展示も。
こちらの大きな葉っぱはオニバス。絶滅危惧種に指定されていますが、佐賀城内の堀で自生しているそうです。種子が発芽するまでの間に非常に長い休眠期間があるため、絶滅したと思われる地域でも突然発生することもあるらしい。なんとも不思議な植物です。
ゆめぎんがアクアリウム
佐賀発見ゾーンの一角には、佐賀県内で見ることができる鳥や爬虫類の標本に加えて、たくさんの水槽が並んでおります。ここは、「ゆめぎんがアクアリウム」と題されたミニ水族館。
淡水魚はもちろん、大量のメナダやボラが群れる海水魚水槽もあります。よく見ると、シロザメやヘダイが隠れています。
佐賀といえば有明海の干潟。干潟を再現した水槽では、ムツゴロウ、シオマネキなど、有明海に暮らす生き物がそろう。泥が少なめなので、ムツゴロウの姿もしっかり見えます!水面に顔を出しているのですが、大きく開いた背びれがとっても美しい。
ムツゴロウと双璧をなす干潟のサカナといえば、こちらのワラスボ。エイリアン系のホラーフェイスで話題のサカナですが、干物にして食べるというのがびっくりです。
今回は一人で訪問したため、展示や水族館をメインに楽しみました。次は友達と一緒に来て、体験型コンテンツに挑戦してみたいです!
アクセスと営業情報
JR武雄温泉駅からバスで永島バス停下車、そこから徒歩15分。土日祝日は、科学館直行の便もあります。
車の場合は、長崎自動車道の武雄北方ICから約15分。駐車場は無料で利用できます。
車で10分ほどのところには、武雄温泉街やツツジが有名な御船山楽園があります。合わせての訪問もおすすめです!
開館時間 | 平日9:15~17:15/土日祝9:15~18:00 |
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休館日 | 月曜、年末年始 ※年に数回臨時休館日あり |
料金 | 常設展示520円 |
公式サイト | https://www.yumeginga.jp/ |
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