自然科学や地球科学など、様々なサイエンスを体感することができるミュージアム。恐竜の化石や変わった生き物、自然現象を体験することができるコーナーなど、展示ボリュームはたっぷり。超巨大なプラネタリウムは見ごたえ抜群です!
ボリュームたっぷりな科学館
1962年にオープンした天文館をルーツにもつ、名古屋市科学館。中区の白川公園に建つ、存在感抜群なミュージアムです。
この巨大な球体はプラネタリウム。シルバーに輝く姿はまさにサイエンスミュージアムといった佇まいです。
展示は「生命館」「理工館」「天文館(プラネタリウム)」と大きく3つのエリアに分かれています。といってもそれぞれ建物が分かれているわけではないので、そこまで意識せずとも順番に巡って行けばOK!
6階建ての建物であり、2~6階が展示室。それぞれびっしりとコンテンツが並んでいますので、展示ボリュームは膨大!時間に限りがある方は、ある程度絞って見た方が良いかもしれません。
体感型のミュージアム
「身の回り材料大図解」では、身近に使う道具の材料を紹介!ドライヤー、包丁、冷蔵庫、エアコンなど様々なモノの材料がわかるたのしい仕掛けです。
「竜巻ラボ」では、1日数回人工的に竜巻を発生!!高さ9mにも及ぶ空気の渦は圧巻です。細長くうねる姿はまるで竜のようで、今更ながら竜巻というネーミングのマッチ具合を実感します。
他にも様々な展示が盛りだくさん!ゲーム感覚で体験できるコンテンツも多数あり、大人も子供もついついはしゃいでしまうかもしれません。
生きもの好きも満足
アフリカツメガエル、ゼブラフィッシュ、ニホンウナギ、さらにはプラナリア、ミジンコ、ゾウリムシなど様々な生き物を展示中。ちょっとした水族館気分で楽しめます。
こちらは紫外線を当てると緑色に光るメダカ。GFPというオワンクラゲから発見された緑色蛍光タンパク質、これを使った遺伝子組み換え生物を「GFP生物」と呼ぶそう。
化石も多数展示されています。こちらは「マプサウルスの復元骨格」。初めて聞く名前の恐竜と思ったら、2007年に命名されたばかりであるため知名度はそれほど高くないそう。発掘場所からはおよそ7頭分の骨が発見されたことから、大型肉食恐竜でありながら群れを作っていたと考えられています。
圧巻のプラネタリウム
さて、いよいよ科学館の目玉のプラネタリウムへ!2011年3月にリニューアルオープンした新しいプラネタリウム、ドーム内径35mと世界最大規模を誇ります。
中央に鎮座するのはプラネタリウム本機「ユニバーサリウムIX(9)型」です。
座席は隣とつながっていない独立式。リクライニングに加えて、左右に45度くらいまわすこともできます。
プログラムは、学芸員による解説がついた「一般投影」に加えて、小さなお子様でも楽しめる「ファミリーアワー」、小学校6年生を対象にした「小6学習投影」と大きく3パターン。事前に公式サイトでスケジュールを確認してから訪問がおすすめ。
今回観たのは「一般投影」。月ごとに内容が変わるプログラムであり、11月1日から12月4日は「時と天文学」がテーマ。金星・木星・夏の大三角形といった天体の紹介から、自転・地軸など地学的な話まで、とってもわかりやすく解説してくれます。巨大なドーム全面に広がる満天の星も見ることができますよ!
事前予約もおすすめ
プラネタリウムおよび入館券は事前予約が可能。公式サイトにてクレジットカードで購入することができます。
常設展とプラネタリウムセットを購入したところ、QRコードが2つ発行。当日の引き換えは不要で、ささっと入館できました。土曜日の朝イチで行ったのですが、チケット購入の列がかなり伸びていたので、事前購入しておいて良かったです!
なお、事前購入した場合はキャンセル・変更ができないようなのでご注意を。予約を進めるとプラネタリウムの座席表で空席状況が見れますので、もし事前購入が不安な方は空席状況を確認しながらぎりぎりまで粘るのもありです。当日でも購入可能なので、いざ向かう途中に購入しても良いかもしれません。
最後に1枚!1階にはコインロッカーがあるのですが、それがこちら。
なんと、周期表になっておりました!利用する際は好きな元素を選んでみるのが良いかと思います!!!え、好きな元素ないですか・・・?
アクセスと営業情報
名古屋市営地下鉄の東山線・鶴舞線「伏見駅」5番出口から南へ徒歩で約6分。鶴舞線「大須観音駅」4番出口から北へ徒歩で約8分。
開館時間 | 9:30~17:00 |
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休館日 | 月曜、第3金曜、年末年始 |
料金 | 展示室:400円 展示室+プラネタリウム:800円 |
公式サイト | http://www.ncsm.city.nagoya.jp/ |
※掲載の情報は2024年11月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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