日生諸島③ 鴻島 カラフルな別荘が立ち並ぶ島(備前市)

日生諸島

日生諸島めぐり、3島目は鴻島。ほぼ山地であり人口も少ない島ですが、島内に多数立ち並ぶのは別荘!他の島では見られない、レアな光景が広がっていました。

訪問日:2025/5/9(金) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

鴻島ってどんな島?

日生(ひなせ)諸島に属する鴻島(こうじま)は、面積約2.07k㎡の小さな島。

江戸時代には馬牧場や流刑地とされておりましたが、その後は無人島に。昭和初期に開墾が行われて再び有人島へ。昭和末期には土地開発が進み、約300軒もの別荘が建ち並ぶ「別荘の島」へと姿を変えます。

アクセスと訪島計画

鴻島行きの船は、日生駅から徒歩15分ほどの日生港から出港します。乗船時間はわずか15分程。

日生港を出港した船は、鴻島、大多府島、頭島と立ち寄ります。どのように島めぐりするか悩んだのですが、今回は鴻島だけを往復、大多府島は別の便で訪問することにしました。

9:15 日生港発
大生汽船
9:30 鴻島港
②鴻島港(滞在時間:57分)
10:27 鴻島
大生汽船
10:42 日生港着

ということで、今回のプランはこんな感じ。滞在時間57分はちょっと短めな気がしますが、他の島との兼ね合いでこうなりました。

日生港から向かう鴻島

日生港から大生汽船のNORINAHALLEに乗船。船内はとってもキレイで、快適な船旅です。

見えてきた鴻島。立ち並ぶのは、離島らしからぬカラフルな建築群。おおお、これがウワサの別荘ですね!

港には自販機もなく、小さな待合室があるだけ。ですが、この待合室のトイレはめっちゃキレイ!ウォシュレット付で、自動で便座が開くタイプでした。

島内マップもあります。時間も限られているので、とりあえず鴻島神社を目指し、あとは残り時間によってどこまで進むか決めようかと思います。

斜面を歩いて鴻島神社へ

港からはひたすら斜面を上っていきます。鴻島は平地が少なく、ほぼ山地で形成される島。上り下りがひたすら続きます。

そんな道沿いは別荘だらけ!人の気配がまったくないため、軽く異世界感も感じられます。

港から5分ほどでたどりついた鴻島神社。木製の鳥居と立派な狛犬が趣深い佇まいです。

入母屋造の一軒家みたいな社殿。御祭神や由緒の記載はなく、ネット上にも情報が見つかりませんでした。

ビーチに立つ小学校

鴻島神社から先は山道に入ります。といっても舗装されているので快適です。

港から15分で旧日生西小学校分校が見えてきます。1993年に休校、2017年に閉校してしまっているため、ここもまた人の気配がありません。

学校の目の前には砂浜が広がっています。ビーチつきの学校って、めっちゃ羨ましいです!

立ち並ぶ別荘群

学校から先は海辺の道となっております。湾の向かい側には別荘群がずらり。

バブル期には億越えの別荘が多数建てられ、一大リゾート地となった鴻島。しかし、別荘の管理をしていた開発業者が倒産。購入者の高齢化も進み、ほとんどが空き家となってしまいます。

このまま廃墟化が進むかと思いきや、2005年頃に不動産会社が入ります。海外からの購入者も増え、少しずつ復活の兆しを見せているそう。

別荘なんて住む世界が違う人の話と思っていたのですが、「1棟160万円、土地・リフォーム込み200万円」くらいで購入できるものもあるそう。がんばれば手が届く金額な気がしますね!

ひとしきり別荘群を見学したところで、9:55頃折り返し。10:10に港に到着しました。

島での滞在時間は、軽く別荘群を見るだけなら1時間程度あれば充分。もし2時間以上あれば鴻の鳥山山頂まで行けそうです。

さぁ、大生汽船のNORINAHALLEに乗って、日生港に戻ります!

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