トカラ列島5島目 その背中には悪一文字!『悪石島』で一泊するフェリーとしま

トカラ列島

なんといってもインパクト抜群な名前の島は、さらにインパクト抜群な仮面の神様、そして、同じくインパクト抜群の「悪」の文字のユニフォームに身をつつんだ人々がいます。レントゲン船初日は、この島で一泊となります。

入港~出港:16:20~翌7:00
滞在時間:14時間40分
2018/5/15(火)

背中に背負った「悪」の文字

年に1度、たった2日でトカラ列島7つの島をめぐる『フェリーとしまレントゲン便』。5つ目、そして初日最後に立ち寄る島は悪石島

船を降りて真っ先に目に入るのは・・・背中に掲げた悪一文字!!

悪石島の人々は、みんな悪一文字のTシャツを着ています。イキッてるわけでなく、とてもナチュラルに「悪」を纏っている姿はかっこよすぎます!!

本日最後の登り坂

あいかわらず集落までの道はひたすら登り坂。険しいです。

これまであえて使わずにきたとっておきの秘密兵器「ひざパッド」を導入します!以前屋久島で往復10時間に及ぶ縄文杉コースを歩いた際にヒザを守ってくれた実績のあるアイテムです。ちなみにDAISOです。

そして、名前がわからないのですが「濡らして首にまくとひんやりするやつ」を導入!本気でいきます!!

しばらく登ると目に入るのは対馬丸慰霊碑。戦時中、疎開するための子供を乗せていた対馬丸。アメリカの潜水艦に撃沈され、1,418名もの人が無くなってしまったそうです。

登りはじめてから20分ほどが経過しました。少し日影ができてきましたが、まだまだ日差しは強い。

さすがに登ることに疲れてきました。
まだ歩けるし、大きなダメージも感じませんが気力が負けてきました。

そこに女神あらわる!!!

『乗せてきましょうか?』

なんと、車で悪石島コミュニティセンターまで一気に運んでくれました。
そんな女神は役場の方。車を停めるとツアー団体のお弁当作りのためにすぐさま仕出しの準備へ。めっちゃ忙しそう!!

せめてものお礼に手伝えることはないだろうか。飲食店で働いていたことがあるので多少は役に立てるはず・・・!

『良いの良いの!楽しんでいって!』

集落周辺を散策

レントゲン便は今晩は悪石島の港に停泊するので、これまでの島と違い時間に追われることなく歩くことができます。

コミュニティセンターの隣には郵便局。こちらも新しくできたばかり。ただし、レントゲン便が着く頃にはもう閉まっているため、局めぐりしている人は目的を果たせないそう。このために、レントゲン便を往復乗船し、帰りに下船する人もいるらしい。またこの島の坂道登りにくるなんて、局めぐり人はやばい。

そしてその近くにはコインランドリーが!あー、洗濯物持ってくれば良かった!
日中ひたすら歩きまわるレントゲン船の旅は、ひたすら汗だくになります。しかし、フェリーとしまにランドリーが無いため着替えが追い付かないのです。

こちらは乙姫大神。ここで祀られる乙姫様は、ミタケ サンノンの大神様・藤原師実の娘とのこと。「ミタケ サンノン」って何でしょうか。
ミタケ=島の最高峰である御岳(みたけ)のことでしょうか。ではサンノンは?三観音や山観音がなまったとかでしょうか。史実についてちょっと調べてみたのですが、上手く繋がらずです。トカラ列島はやっぱり謎が多い。

ひろーいヘリポート。緊急時のヘリコプターはここに来るのですね。

山あいを眺めていると、放牧された牛もちらちら見ることができます。

森に隠れた坂森神社

社殿の奥には大きなガジュマル。御神木でしょうか。

草むすびのようなものを見つけました。これって罠ではないのかな?なぜ境内に?

学校のグラウンドではおなじみ鹿児島テレビが撮影中。

親切なお兄さんとちょっとだけ話しました。いろいろ教えてもらったのですが、振り返ったその背中には悪一文字。か、かっこいい!!!

奇妙な仮面神ボゼ

こちらはテラ。ボゼのスタート地点となる場所です。

悪石島について語る上で外すことのできないのが仮面神ボゼ。旧暦のお盆になると出現するボゼは、男性器をかたどった「ボゼマラ」を使い、女子供に赤土の泥を塗るそう。


(鹿児島港の待合所)


(中之島の民俗資料館)

悪石島に来たからにはぜひ実物を見てみたい!!しかし、ボゼが登場するのはお盆。どこかに保管されていないのかなと思ったのですが、出番が終わったボゼの面は破壊されてしまうそうです。

悪石島は街灯がほとんどないらしく、日が暮れたら真っ暗になってしまうらしい。そろそろフェリーの停泊している港方面に戻ろう。重い足取りで歩いていると、車が停まりました。

『どこいくんだ?乗せてったる』

女神(おじさん)登場!!
※私は青ヶ島以来、車に乗せてくれる人を老若男女問わず「女神」と呼びます。

港付近の温泉まで一気に運んでもらいました。そんなおじさんの背中にも悪一文字。かっこ良すぎです!!!

豊富な温泉

悪石島には温泉がいくつかあります。

こちらが湯泊温泉。集落に比べれば港から近くにあるため、レントゲン便で船に泊る人にとっては利用しやすいのがうれしい。多少の起伏はありますが、これまでの道のりに比べたらこれくらい余裕です。

銭湯風の小さな温泉。1日の疲れがお湯の中に溶けていきます!!!

畳敷きのちょっとした休憩室があります。

風呂上がりに扇風機にあたってくつろいでいると

おばさんA『ピアス落ちてたけど、あんた違う?』

数分後、、

おばさんB『あなたピアスしてる?』

さらに数分後、、、

おばさんC『ピアス落ちてた・・・あ、もしかしてあなたじゃない?』

やばい、止まらない!ピアスしてそうな人が私しかいないのでしょうか。でも、このまま無限に続くのは申し訳ない。早くここを移動しないと!

島で会う人は『今日はいっぱい歩いてたなー!』と声かけてくれます。この雰囲気、青ヶ島にそっくりだ!

湯泊温泉の帰り道。

フェリーは目の前にあるのですが、道はなかなか険しい。えっちらと登っていると、ロードバイクの方に道を聞かれる。

『海中温泉ってどこですかね?』

マップによると今いる辺りに海中温泉があるはずなのですが、それらしいものは見つからない。
もしかして、あれじゃないですか?

岩に描かれた逆さクラゲは、間違うことなき温泉マーク!ただし、今満潮につき、海水でいっぱい。

ちょっとだけ温い海、真夏の海といった感じなので入るにはちょっと寒い。

他にも砂蒸し温泉や、道路と海岸に面した開放的過ぎる露天風呂もあります。どれもきちんと道があるのでアクセスはしやすいはず。

徒歩で行けた場所

レントゲン便で訪れた悪石島、徒歩でまわれたのはこの辺り。

他の島と違い、時間はたっぷりあります。体力さえ残っていれば、だいたいの観光スポットはまわることができます。
私は登り坂を越えて集落を軽く一回り、そして海辺の温泉をまわることができました。

やすら浜で過ごす夜

おそろしくハードだった初日はこれで終了。今日のフェリーは悪石島の「やすら浜港」に停泊します。

民宿の予約をとっていない人は、基本は船中泊。特に料金は加算されたりしないので、特別な理由がない限りはみんな船中泊にしてます。
仮に民宿に泊まっても、翌朝は早朝7:00出発。あまりゆっくりはできなそうです。

港では、夕暮れの中で釣りを楽しむ人たちが。

釣り人たちはハードな島内観光コースを歩いていないので、まだまだ元気なようです。

ちょっと仲良くなった釣り人さんを見かけたので、道具を見せてもらったりしました。話によると、トカラ列島は港からでもロウニンアジのような大物が吊れるレアなポイントらしい。

「今まで釣った中で一番大きいのは何ですか?」

「2メートルの・・・・網戸かな」

網戸!!!!

本日最後のシャワー。

5分100円の有料タイプです。過去に乗船した人のブログを読むと、お湯をストップしている間もメーターが進んでしまうとのこと。

しかし、試しに押してみると・・・止まった!新造船になり、改善されたのしょうか。

昼間に比べて、忘れ物なのかわざとなのか石鹸やシャンプー、ボディソープが置いてあります。
置き去りにされたコタアイケアシャンプー(ちょっと良いモノ)を勝手に使ってしまいたかったのですが我慢しました。

夕飯はレストランで牛丼(650円)!今日はいっぱい動いたのでがっつりいきます。生卵ほしい!

さて、足は豆だらけ。タイツを履いていたため虫除けを怠った足は、たくさん蚊に刺されていました。でも、そんな痒みも気にならないくらい疲れたのですぐに爆睡。

残るは小宝島宝島の2島!!
そして、フェリーとしまは最後に奄美大島へとたどりつきます。

トカラ列島6島目 ここはパラダイス!?癒しの小島『小宝島』
7島の中で最小、そして唯一登り坂がありません!それだけでもう充分な癒しですが、加えてあざやかな蝶々や海辺の温泉などの楽園要素がつまった素敵な島です。あまりの居心地の良さに惑わされ、この旅で最大のピンチを迎えることに・・・!

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この記事を書いた人
chihiro

国内旅行が大好き!車中泊やLCCを駆使して、離島と水族館は100以上・神社仏閣は300以上訪問。都道府県はあとちょっとで3周完了。スケジュール詰め込みがち。実はプログレとソウルが好きなベーシスト。

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