ガツンと辛い台湾ラーメン『味仙 矢場店』(名古屋市・中区)

愛知県

台湾ラーメンの元祖・味仙(みせん)。名古屋を中心に多数の店舗を展開する人気店です。今回は矢場町駅近くにある矢場店を利用。行列に並んだ果てにたどりついた台湾ラーメンのお味や如何に。

訪問日:2024/11/23(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

兄弟が展開した店

名古屋ならではの夕食ということで、今回は台湾ラーメンを食べに行きます!このメニュー自体は非常にポピュラーなので、これまで色々なお店で食べてきましたが、やっぱり気になるのは元祖である味仙

今池本店や八事店など名古屋市内に複数店舗がありますが、チェーン店ではなくそれぞれ別系統のお店。総本家と本店がある山本屋的な感じかと思いきや、実はちょっと特殊な経営スタイル。

戦後、名古屋で中華料理店「万福」を経営していた郭 宗仁(カク ソージン)、郭 汪蘭(カク オーラン)夫婦。その5人の子どもたちがそれぞれ独立して味仙をスタート。そのため、味付けやメニューはどの系統の味仙かによって異なります。

<味仙5兄弟>
・長男『味仙 今池本店』
・次男『郭 政良 味仙 八事店』
・長女『矢場味仙』
・次女『味仙 藤が丘店』
・三男『郭 政良 味仙 日進竹の山店』 

これ、凄くないですか!?5人はどういった経緯でそれぞれのお店を出すに至ったのか。そのストーリーがとっても気になります。

大行列の人気店

長女が開いたという矢場店へ。矢場とんの「ぶーちゃん」が立ちはだかる建物のすぐ近く。立地柄「矢場味仙」とも呼ばれることがあるお店です。

土曜日の19:30頃で大行列覚悟して行ったのですが、それほど並んでない・・・かと思いきや、お店の角を曲がると店の裏まで続くほどの人が!!

ざっくりですが、50人くらいの行列。これはヤバいと思いましたがとりあえず並んでみた所、そこそこ回転も良くて30分くらいで案内してもらえました。

場合によっては相席となることもありますが、ちゃんと案内の際に尋ねてくれるのでNGな方はちゃんと伝えておくと良さそうです。

店舗は3階まであり、席数はなんと350席もあるそう。どことなく高速サービスエリアのフードコートみたいな雰囲気ですが、厨房から聞こえる中華鍋を振るう音、そして中国語で読み上げられるオーダーがチャイニーズな雰囲気全開です。

バリエーション豊かなメニュー

看板メニューはもちろん「台湾ラーメン」!!

他にも「ホルモンラーメン」「スーラーメン」「アサリ麺」「ハーブ麺」などもあります。「生馬メン」がなんだかさっぱりわからなかったのですが、どうやら「サンマーメン」のこと。野菜あんかけがのったラーメンで、横浜発祥のグルメです。

ラーメン以外にも餃子、麻婆豆腐、酢豚、青菜炒めなど中華メニューはたっぷり。居酒屋感覚で利用している人も多い印象でした。

なお、通常の台湾ラーメンに加えて「台湾ラーメン・アメリカン」というメニューも。こちらは通常より辛さを抑えたメニューとのこと。マイルドなアメリカンコーヒーにちなんで付けられているそうです。さらに、辛さ増しの「イタリアン」「アフリカン」というメニューもあるというウワサ。専門用語がたくさんあって楽しいですね!

辛旨な台湾ラーメン

すぐにやってきた台湾ラーメン。ひき肉、ニンニク、唐辛子、ニラ、モヤシと、食欲をそそるトッピングが勢ぞろい。

スープはすっきりとした醤油系。唐辛子が無い部分を飲んでも辛味を感じます。

麺は角ばっているタイプ。ストレートで細めですが、歯ごたえがあるので太麺派でも満足できそう。

ニンニクの香りとしっかりした味付け、そしてガツンとした辛味がたまらない逸品です!!ひき肉やニンニクの食感も良い感じのアクセント。長い列に並んでたどり着いたという達成感もプラスになり、あっという間に食べ終えてしまいました。

ボリュームはほどほどなので、少食の方でも安心。普段ラーメンを大盛りにすることがない私で、ちょっと足りないかも?といったくらいでした。普通の方は大盛り、もしくは追加メニューしても良さそうです。

ひとつだけ言うならば、穴あきレンゲが欲しいです!だって、せっかく美味しいひき肉なのだから残さず食べたいんですもの。

アクセスと営業情報

名古屋地下鉄・名城線「矢場町」駅4番出口より徒歩7分。

営業時間 ランチ:11:30~15:00(L.O.14:40)※平日は14:00まで
ディナー:17:00~25:00(L.O.24:45)
定休日 年中無休
公式サイト https://yabamisen.jp/

※掲載の情報は2024年11月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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