ベトナムの伝統や名産品を知ることができるパビリオン。タイミングが良いと日本では滅多に見られない伝統芸能「水上人形劇」や、竹を使った伝統楽器の演奏を観ることができます!
気軽に入れるパビリオン
大屋根リング内の東側、「ミャクミャクHOUSE」と「ロボット&モビリティステーション」に挟まるように立つのがベトナムパビリオン。
予約不要で入ることができるパビリオンで、近くにあるアメリカパビリオンやフランスパビリオンに比べると、待ち時間は少なめ。
今回は日曜の13:05に訪れたところ、10分待ちで入場できました!たまたまですが、ちょうど13:30の回の「水上人形劇」のタイミングというラッキーも。これについては後ほど。
名産から芸術までそろう展示
内部ではベトナムの名産品や伝統文化など様々な展示が。正装である民族服アオザイはカラフルでとっても可愛いデザイン。着てみたくなっちゃいますね。
飾られている絵画は、近代ベトナム絹絵画の巨匠マイ・チュン・トゥーの作品。日本の近代美術にも通じる、繊細な線と洗練された色彩が目を引きます。
OCOPプログラムの紹介も。これはベトナムの「一村一品運動」。「ヴァンフック・シルク織り物」「ST25米」「フーコックのヌクマム(イワシを発酵させた調味料)」など、代表的なOCOP製品が解説とともに展示されています。
木の舟に並ぶのは様々な農作物のサンプル。ドリアン、カシューナッツ、キャッサバなど、南国感あふれるラインナップです。
展示のボリュームは少なめなので、サクッと見終わるパビリオンです。
不定期開催の水上人形劇
ベトナムといえば水上人形劇。11世紀頃から続く約1000年もの歴史を持つ伝統芸能です。ベトナムパビリオンではそんな水上人形劇を1日数回開催しております。
会場にはグリーンの水を湛えたプール上の舞台が。水が透明だと仕掛けが見えてしまうため、あえて濁らせているそう。いったい何で染めているのでしょうかね。
気になる上演時間ですが、日によって異なるそう。パビリオン前に掲示されているようなので、気になる方は事前にチェックしておき時間調整するのが良さそうです。
今回は13:15に入場したところ、13:30から開催との情報が。展示は後回しにしてステージで早めに待機したので、かなり近くで見ることができました!人形劇の時間付近は大変混雑するそうなので、早めに入って待機するのが良さそうです。
細やかなパフォーマンス
時間になると、2匹の龍が登場。グリーンの水中を優雅に泳いでいます。
さらに船に乗ったおじさんがスイスイと進んでいきます。タバコを吸う様子、さらにその煙でむせる様子まで、細やかな動きがユニーク。
ラストは緑の扇子を両手に持った女性が登場。水上であざやかな舞を披露してくれます。
ところで、いったいどのように操作しているのでしょうか。通常、人形劇といえば人形の下に操る人形師がいるイメージですが、まさか水中に潜ってる・・・?
最後の演目が終わると人形師が登場!すだれの向こうに隠れて、水中で操作しているのでした。水中でしゃがんでいるためか、胸から下はびしょびしょ。常に濡れた状態で、なおかつ手元が見えない水中での操作。なかなかハードな気がしますね。
伝統楽器の演奏も
水上人形劇のあとは、伝統楽器の演奏も。軽やかな笛の音や竹を使った楽器の独特の響きがエスニック感満載の音色を奏でます。
こちらは竹の楽器クロンプット。管の前で手を叩くことで空気を送り込み音を鳴らすという、一切触れることなく音を鳴らす楽器なのです。
ちなみに、編成にはエレキベースがいます!しっかりした低音で演奏を支えており、聴き心地抜群。弾いてる楽器が見たことないタイプだったのですが、何ていうモデルなのでしょうかね。ベーシストとして、ついつい気になってしまいました。
お次は近くのUAE(アラブ首長国連邦)パビリオンでランチタイムにします〜!
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