多数の島から構成された多様性の国、フィリピン。展示のメインとなるのは、そんな各地域を代表する織物。伝統を感じる展示に、プロジェクションマッピングやAI技術が合わさる、ユニークな展示を楽しむことができます。
伝統技術を感じる建物
約7,600の島々からなる島国、フィリピン。日本にとっては非常に馴染み深い国ですが、そのイメージは様々。100人に尋ねたらきっと「バナナ」であったり、「パブ」であったり、「セブ島」であったりと、他の国よりも回答が分散しそうです。ちなみにミニストップでお馴染みの「ハロハロ」はフィリピンのデザートだったりします。
そんなフィリピンのパビリオンは、大屋根リングの東側、アメリカパビリオンやマレーシアパビリオンの近くにあります。まるで織物のように木材を織り込んだ独特なデザインは、フィリピンの職人によるもであるそう。上部に向かって持ち上がる部分が、入口となっています。
予約不要ですが、そこそこ待ち時間が発生することも。日曜の16:00頃の訪問で、30分ほど待ちがありました。
華やかなタペストリー
館内に入ると、最初は暗い中に無数のテープが垂れ下がる部屋。色づいた照明は神秘的な雰囲気です。
その先がメイン展示ホール。垂れ下がっているのは大きなタペストリー!カラフルでとっても鮮やかな空間。
このタペストリーは、フィリピンの18地域を代表する200以上の手織りの織物。各地域の代表的な風景であったり、紋様であったりとそのテーマは様々。それぞれ解説も添えられているので、全部読むとかなりフィリピンに詳しくなれそうです。
タペストリーにはプロジェクションマッピングが組み合わさり、色が変わったり動き出すものも。伝統と最新のデジタル技術が組み合わさった展示はとってもユニーク。
AI技術を使った体験
タペストリーの傍にあるスクリーン「Dancing With Nature」。この前に立つとAIセンサーによって「自分の分身」が誕生、自分の動きに合わせて動き出します。軽快な音楽が流れているので、分身と共に踊り出したくなるコーナーです。
この分身は花であったり、葉っぱであったり、果物であったりと、フィリピンらしい植物で構成されています。あふれ出るトロピカルな雰囲気に、否応なく楽しい気分に。
さらにAIフォトブースも設置されています。ここで撮影すると、CG画像と組み合わさったユニークな写真が完成。QRコードを使って、スマホにダウンロードすることもできるそうです。
列ができていたので見送ってしまいましたが、傍から見ていると、花に包まれたかわいい写真や、バナナに囲まれた面白い写真など、皆さん様々な特殊写真を作り上げていました。
ショップとマッサージ
展示室を抜けた先にあるショップでは、工芸品や織り物など、様々な品々が並んでいます。お菓子はバラ売りもしているので、ちょこっと買って試してみるのもおすすめ。
ショップの奥にあるウェルネススペースでは、フィリピンのリラクゼーションの真髄を味わえるというマッサージ体験も開催。
基本的に予約制で、朝9:00より予約開始。通常通りパビリオンに入り、展示を抜けたここまで来て時間指定予約、あとは予約時間には出口側から入場可能なようです。
他にも、パビリオンの外側にあるテイクアウト専門レストラン「Hain」では、カリカリ豚バラ肉の唐揚げである「レチョンビサヤ」や、ココナッツ粉餅「パリタウ」など、様々なフィリピン料理が楽しめます。
このときはUAEでお腹いっぱいだったので見送ってしまいましたが、あとあと気になりだしてきました。フィリピン料理のお店探そうかな。
お次はすぐお隣の、マレーシアパビリオンへ!こちらは食文化推しのパビリオンです。
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