アメリカを体現するような、スケール感の大きな展示がつまったパビリオン。偉人や各州の映像、そして宇宙開発からロケットの打ち上げまで、没入型でありエンタメ性も高く満足度の高いパビリオンです!
スケールの大きなパビリオン
東ゲートの近くにあるアメリカパビリオンは、イタリア館、フランス館、日本館などと並ぶ人気のパビリオン。
左右に壁が広がる、ゲートの様な姿が印象的。上から見ると、三角形が2つ組み合わさった独特のフォルムとなっています。
左右の壁はLEDスクリーンとなっており、アメリカ各地の名所や星条旗を映し出す。アメリカらしいスケール感の大きな演出で、日が沈んで辺りが暗くなるとその輝きは際立ちます。
待ち時間に要注意
予約不可であるため、土日祝日は3時間、平日でも1~2時間待つとのこと。イタリアパビリオンに次ぐ、長時間待ちパビリオンの代表格でもあります。
館内では団体行動となっており、同じ枠で入場した人が全員同じペースで進むツアータイプのパビリオン。そのため、通常のパビリオンよりも待ち時間がかかるようです。
今回、日曜19:50直前に訪ねたところ待ち時間は90分!隣のフランスパビリオンが20分待ちのなか、さすがの大人気パビリオン。フランスに入ろうかとも思ったのですが、アメリカにしてはかなり短めの待ち時間。本日のラストにする気持ちで並んだところ、20:35には入れました。結局、実際の待ち時間は45分ほど。これはかなりラッキーです!
ちなみに館内の見学所要時間はおおよそ25分ほど。パビリオンは全て21:00閉館なので、予定通りここが本日最後となりました。
USAの偉大さを感じる展示
入口を進むと、導入部分はスポーツ選手の紹介や職業研修プログラムのコーナー。前述の通り団体行動なので、ここはさくさく進んで行きます。
最初の部屋ではスタッフさんによるちょっとした解説。1月から日本語wp学び始めたばっかりということでしたが、流暢でとっても聞きやすい。テンションがめっちゃ高くて、パビリオンスタッフというよりはテーマパークキャストといった存在感です。
AIやドローンを活用した農業、バイオエレクトロニクスなど最新テクノロジーが紹介されていきます。ここで登場するのが星型のキャラクター「スパーク」。可愛らしい声で「together、together」という歌を歌っています。
次の部屋では5面スクリーンにアメリカ各州の映像が次々と流れます。大谷翔平選手のホームラン映像が登場するのもここです!
テクノロジーがつまった宇宙開発
ココから先は宇宙開発ゾーンに突入。スペースローンチシステムや国際宇宙ステーションが模型で展示された、宇宙博物館みたいなスタイル。
こちらは3D月面プリンターの模型。月に到着すると、月の材料を使用して月面基地を作り上げるそう。話題の3Dプリンターが宇宙開発の現場でも活躍していることに驚きです!
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の模型もあります。地上から観測する望遠鏡とは異なり、宇宙空間に打ち上げて観測を行う宇宙望遠鏡。実際の口径は6.5m、面積は25㎡と超巨大な望遠鏡なのです。
スパークの「together、together」という歌は、引き続きエンドレスで流れています。すっかり覚えてしまって、頭から離れなくなってきました。
感動のフィナーレ
最後の部屋は、天井の高井広々とした空間。天井と3面がスクリーン、1面は鏡という構成となっています。
唐突にはじまるカウントダウン。参加者全員で時を共に過ごす感覚は、年末年始のカウントダウンイベントみたいな一体感。
カウントがゼロになると宇宙に向けてロケットが発射!臨場感あふれる映像とダイナミックな音響は、大迫力の体験。
ロケットが打ち上がるだけといえばそれまでなのですが、スケールの大きい演出が見応え抜群!見終えるとなんだかスッキリした気持ちになれました!
55年ぶりの月の石
ロケットの打ち上げを終えると、あとは出口へ。終わりに見えて最後に一品だけ展示が残っています。それがこちら!
こちらは「月の石」。1970年の大阪万博で人気を博したもので、55年ぶりに再展示されています。当時の万博ではこの石を見るために人々が殺到。連日長蛇の列ができていたそう。
当時の万博を知る人にとっては、激エモな展示のはず。そのときに見ることができた人はきっと思い出が蘇り、見れなかった人はここで完結できることでしょう。
なお、月の石の前では立ち止まるのはNG。写真撮影は難しいため、動画が推奨されていました。
今回、私はほぼ最後の観覧者だったので、立ち止まり禁止ルールは少しゆるめでした。待ち時間が少ないことはもちろん、落ち着いて月の石を見ることができるので、1日の最後に訪れるのがおすすめなパビリオンです。
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