MajiでKoiだらけなパラダイス『錦鯉の里』(小千谷市)

新潟県

鮮やかなカラーリングの錦鯉達であふれる錦鯉専門の鑑賞施設。資料展示や大水槽、そして日本庭園もある園内は、どこを見てもニシキゴイ愛であふれています。鑑賞池でのエサやりはなかなかのインパクト!

訪問日:2018/5/5(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

世界で唯一の錦鯉専門施設

鮮やかな色彩をまとい、泳ぐ芸術として今や世界的な評価を得ている『錦鯉』。そんな錦鯉の発祥の地といわれているのが新潟県というのをご存じでしょうか。今や世界的にも知られる錦鯉ですが、県内の小千谷や山古志にて飼育がはじまったといわれております。

小千谷市には、世界で唯一といわれる錦鯉専門のテーマパーク、「錦鯉の里」があります。

錦鯉の歴史や、様々な色合いの姿をたっぷりと堪能できる施設。特に知識が無くても、水族館や博物館のような感覚で楽しむことができます。

錦鯉のヒストリー

入館者を最初に迎えるのは、錦鯉に関するパネルやビデオが展示された資料展示室。

江戸時代、この地域では冬の非常食として鯉の養殖をする習慣があったそうです。その中から突然変異で色つきのものが生まれたのが錦鯉のはじまり。様々な品種改良が重ねられ、様々な錦鯉ができあがりました。

山間部という土地であるため、年貢の徴収を免れる「隠し田」が作りやすく、裕福な農家が多かったそう。そんないわゆる富裕層が、趣味として錦鯉の交配を行っていき発展したともいわれています。

1914年に開催された東京大正博覧会をきっかけに、日本中にその名が広がることに。現在では海外からも多くの人が訪れる、世界一の錦鯉生産地となっています。

大迫力のエサやり

展示室の奥へ進むと8角形の大きな水槽が。こちらは大量のニシキゴイが泳ぐ鑑賞池。ブラックライトのような蛍光灯が天井に反射してちょっとスペーシーな雰囲気です。

もちろん、餌やりも可能です。エサを持って水面に近づくと・・・。

おそろしいほどの勢いで集まる錦鯉の姿が!!

ちょっと引くくらいの集まり具合で、エサは一瞬で無くなります。もし、しょくパンマンがこの池に落ちたら、数秒で消滅してしまうことでしょう。

エサには凄い勢いで群がりますが、コイって縄張りもなく、争うこともないそう。そんな性格からか「平和の象徴」ともされています。そしてとっても長生き!50歳を越えることもあり、飼い主と生涯一緒に過ごせることもあるそう。

横から見るニシキゴイ

周囲に並ぶ小型水槽にも錦鯉が飼育されており、こちらは横から鑑賞することができます。錦鯉を横から見るのってけっこうレアかもしれません。

こちらは『ドイツ紅白』。一見すると普通の紅白の鯉に見えますが、鱗が大きく、一部にしかないのがポイントです。

シックなモノトーンの錦鯉『輝黒竜』。その姿もさることながら、とにかく名前がかっこいいです!

こちらは錦鯉の稚魚、生まれたばかりのまだ1歳未満の鯉です。1m近くまで成長する大きな魚ですが、最初はこんな小さくてカワイイ姿。金魚と混じっていたら見分けられないかもしれません。

優雅な日本庭園

屋外には日本庭園が広がっています。4つの池と2つの池で構成された回遊式の庭園。きちんと手入れがされており、ただ歩いているだけで心地良いです。

橋や飛び石も多く、アスレチック感覚で大はしゃぎするお子様の姿も。

優雅な日本庭園においてカラフルな錦鯉が良いアクセント。季節によって、ツツジや紅葉とのコラボレーションも楽しめます。

今さらですが、日本庭園に錦鯉って完璧なほど合いますね・・・!今でこそ定番な組み合わせですが、錦鯉が広まったのは日本庭園の確立よりもずっとずっと後の話。当時は、かなりセンセーショナルな出来事だったのではないでしょうか。

アクセスと営業情報

関越自動車道の小千谷ICから約5分。

開館時間 9:00~18:00 ※12~2月は9:00~17:00
休館日 年末年始
料金 520円
公式サイト https://www.nishikigoinosato.jp/index.html

※掲載の情報は2023年9月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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