スタイリッシュな眼鏡の博物館『メガネミュージアム』(鯖江市)

福井県

歴史あるメガネを多く展示する博物館。まるで美術館のように整然とした館内では、日本一のメガネ生産地である福井県のメガネ史についても学ぶことができます。個性的な「著名人のメガネ」も並びます。

営業時間:10:00~19:00
休館日:年末年始
料金:無料
訪問日:2020/7/27(月)

メガネの街のミュージアム

福井県の鯖江市といえばメガネが有名!メガネフレームの国内シェアは実に9割以上。もう私たちが普段ふれているメガネはほとんどココで作られているといっても過言ではない数字です。

そんな鯖江の街は「メガネ~ランド構想」というテーマを掲げており、他の地域とは一線を画す街づくりを行っています。

JR鯖江駅から西にのびるメインストリートはメガネストリートと名付けられており、メガネが描かれた階段やメガネ型ベンチなど、いたるところにメガネが隠れた道が900mに渡り続いています。

そのメガネストリートのゴールにあるのがこちらのメガネミュージアム。めがねの魅力がたっぷり詰まったスポットです。

メガネミュージアムとは別方向、サンドーム福井方面にもメガネストリートは伸びています。写真でしか見ていないのですが、大きなメガネリングや撮影用の顔出しメガネなどユニークな飾りがいくつも揃っているようです。

いろいろなメガネ

メガネミュージアム内にあるめがね博物館は、一部屋だけの小さな展示施設。デザイン性の高い内装の中、まるで国宝のようなテンションでメガネが展示されています。

ヒモでひっかけるタイプのメガネは、江戸時代の天狗眼鏡。日本にメガネが入ってきたのは、戦国時代の後期。イエズス会の宣教師たちによって持ち込まれ、献上されました。江戸時代になると、職人によって国産のメガネが次々と生み出されていきます。

鮫皮のケースに入った中国のメガネ。中国では、目上の者の前では必ずメガネを外すのが礼儀だったそう。現代日本でも、「着物を着る仕事でメガネNG」という話を聞いたことがありますが、これと近い感覚なのでしょうか。

アンティーク風なこちらはヨーロッパの「ロルニェット」というメガネ。社交会で演劇鑑賞の際に使用されていた望遠鏡で、扇子やステッキに組み合わせたり、装飾を施したりと、貴族のファッションアイテムの1つだったよう。

企画展も開催されています。ただいまの期間は「近代光学の歴史」。カール・ツァイスのカメラやスリットランプ(細隙灯顕微鏡)などが並びます。

レーウェンフックの顕微鏡のレプリカも。微生物学者である彼は、自ら顕微鏡を作成、多くの微生物を発見しました。

鯖江のメガネの父「五左衛門」

鯖江にメガネ産業をもたらしたのは増永五左衛門という人物。館内では、そんな彼の映像を見ることができます。

彼の生まれた福井市の生野(しょうの)は、貧しい村でした。「ふるさとである生野の暮らしをよくできないか」そんな思いを抱いていた五左衛門は、活字文化の発展に目をつけます。小さい文字を読むためにメガネの需要が上がると考え、村に工場を建設。大阪から職人を呼び人材を育成しました。

五左衛門の尽力の結果、1935年に福井県は日本一のメガネフレームの産地に。

1981年には世界初のチタン製メガネを開発、製品化に成功します。その後も、新素材を使用した様々なフレームを開発。現在では、日本製メガネフレームの約95%を占めるほどに成長しました。

明治時代のメガネ作り

明治時代末期に始まった福井のメガネ作り。その当時、メガネを作成するために使用していた道具が展示されており、生産現場の風景ができあがっています。

道具とともに、その手順も番号を振って解説されています。読んでいくと、かなり細かく技術が要る作業ということがひしひしと伝わってきます。

また、素材となる金属は、当時は貴重な材料。これを如何に無駄なく加工するかという工夫も詰まっています。

著名人のあのメガネ

メガネがトレードマークの人物って多いですよね!館内には眼鏡コレクターとして知られる大村崑の集めた著名人のメガネコレクションが展示中。俳優の石坂浩二や歌手のさだまさし、政治家の吉田茂など、様々な人物のメガネが並びます。(※敬称略)

ここでクイズ!このサングラスは誰のものでしょうか?

正解は石原裕次郎!頭の中に「太陽にほえろ!」の テーマが流れ出しました!!

もう1問!こちら、誰のメガネかわかりますか?

正解は嘉門達夫!脳内BGMは「マーフィーの法則」に上書きされました。

さらに、南海キャンディーズの山ちゃんや八嶋智人などメガネ芸能人たちの訪問の跡も。メガネが顔の一部になっている方、もはやメガネが本体になっている方など、こうして見るとメガネの芸能人ってたくさんいますね!

ショップ&カフェも併設

メガネミュージアムは、めがね博物館だけではありません。
「Glass Gallery 291」は、福井県内約40社の製品を3,000本以上も扱うメガネショップ。修理やオーダーメイドも可能です。

体験工房ではオリジナルめがね作りに挑戦できる「めがね手作り教室」や、手軽にできる「メガネストラップ作り」も開催されています。

受付に広がるミュージアムショップSabae Sweetsでは、地元産のお菓子屋、ストラップなどのグッズ、アクセサリーなども販売中。

そして、2階のカフェでは、越前市にある自家焙煎珈琲の店「MAMI CAFE たちばな屋」のコーヒーや鯖江市内の洋菓子店より取り寄せたケーキを提供しています。


展示内容やインテリアがとてもスタイリッシュにまとまっており、美術館のような雰囲気のスポット。メガネをオシャレにかけている人って、きっちりとしたイメージがありますが、その雰囲気が建物全体にも表れているような感じがしました。

今や当たり前の存在となっているメガネ。これが発明される前の時代、視力の悪い人が日常生活を送るのはかなり困難だったはず。改めてメガネという存在に感謝したくなりました。

帰り際に立ち寄ったトイレのピクトグラムもしっかりメガネ装着!とってもかわいいです。

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この記事を書いた人
chihiro

国内旅行が大好き!車中泊やLCCを駆使して、離島と水族館は100以上・神社仏閣は300以上訪問。都道府県はあとちょっとで3周完了。スケジュール詰め込みがち。実はプログレとソウルが好きなベーシスト。

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