思想から原材料までそろう博物館『ニホンドウ漢方ミュージアム』(品川駅)

東京都

漢方ブティックに併設された、様々な漢方薬とその原材料を学べるミュージアム。普段目にするあの漢方の原材料の実物も見ることができます。無料の測定機でヘルスチェックも可能な、体と向き合うことができる場所です。

営業時間:11:00〜20:00
休館日:年中無休
料金:無料
訪問日:2019/11/10(月)
 

品川にある漢方の博物館

薬日本堂(くすりにほんどう)株式会社は、漢方ブティックと呼ばれる漢方薬の相談&販売事業を全国に展開しています。品川にある本店は漢方ミュージアムを併設しており、誰でも気軽に漢方について知ることができます。

品川駅の西口から徒歩2分ほどとアクセス抜群の立地。漢方ブティック&ミュージアムに加えて、薬膳レストラン10ZENや漢方スクールも併設しています。

ミュージアムの入館料は無料。館内には漢方の資料や原材料がずらり。きれいに並べられたジャーやシャーレはどこかアート作品のようです。

陰陽論と五行説

漢方医学は、あらゆる物事を対立した基準で考える陰陽論、そして万物は木火土金水の5つの要素から成り立つと考える五行説などに基づいています。

肝・心・脾・肺・腎の五臓や酸・苦・甘・辛・咸(塩)の五味、青・赤・黄・白・黒の五色などを結びつけて考えるそう。5つの柱はそれぞれ助け合う相生関係か相手をコントロールする相克関係になっております。

様々な事象や物をこの五行に当てはめて考えるのは何だかとても新鮮に映ります。

漢方薬の正体を知る

皆さんは常用している漢方薬ありますか?
様々な漢方の原材料が展示されているこちらのミュージアムなら、普段お世話になっている漢方薬の正体を知ることができます。

私は、咳が出るときなどに「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」をよく服用します。でも、これって原材料は何なのでしょうか。全く気にしたことなかったのですが、せっかくなので探してみることに。

ありました!こちらが麦門冬。ジャノヒゲという植物の根っこが原材料。虫とかが材料じゃなくて良かった・・・・。

10cm以上もある大きなキノコ・マンネンタケ。こちらは霊芝(れいし)の原材料。漢方薬の名前ですが、キノコの名前でもあります。
かつては王族により不老長寿の薬と信じられてきました。漢方薬としては、心身を軽やかにし、寿命を伸ばすそう。

こちらの細いのはハチクの皮。竹如(ちくじょ)という漢方薬で、解熱などの効果があります。

風邪薬として有名な漢方薬・葛根湯でおなじみの葛根(かっこん)の原材料は、文字通りクズの根。

意外な材料の漢方薬

植物由来のものが多い漢方薬ですが、中には「えっ」と目を引くようなものが材料となっているものも。

『牡蠣(ぼれい)』
文字通りカキの貝殻が原材料。粉末にして服用することで、精神を安定させてくれるらしい。

『蝉退(せんたい)』
なんとセミの抜け殻が原材料。外感風熱や蕁麻疹のかゆみなどに効果があります。似た名前に蝉花(せんか)という漢方もあるのですが、こちらはなんとセミの幼虫に生えたキノコ部分が原材料。さすがに実物は展示されていませんでしたが、もしあったらゾクッとしそうです。

『海馬(かいば)』
まさかのタツノオトシゴが原材料。滋養強壮剤として服用されているらしい。

ドキドキの測定コーナー

館内に設置されたこちらの機械、体脂肪チェック、ストレスチェック、骨チェックと3つの項目を測定することができます。もちろん無料です。

結果は紙で印刷されるのでお持ち帰り可能。
ちなみに私の骨はA(良好)、ストレス度は30%、体脂肪率は10%、基礎代謝量は1,452kcalでした。基準値と比べると、どれも良さそうな数値。普段あまり気にかけていない体のことがわかって楽しいです!

あったかいお茶もいただけます。本日のお茶は「五巡茶」。プーアル茶やジャスミン茶などをブレンドした香り豊かなお茶でした。

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小さなミュージアムなので、さらっと見るだけなら10分もかからずに見終えることができます。品川駅に降り立ったついでに立ち寄ってみると、新たな世界が開けるかもしれません。

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